
カナダの基本情報(生活編)
ここでは、カナダでの生活に役立つ情報が記載されています。 電源電圧、喫煙、飲酒についてや滞在方法、チップ、電話事情やインターネットなどのカナダで生活する上で最低限知っておきたいマナーやルールが書かれています。
カナダの電源・電圧について
カナダの電圧はアメリカと同様で、110-120V(ボルト)です。
携帯電話やノートパソコン、デジタルカメラ、ポータブル音楽プレーヤーなど、日本の電化製品の多くはそのまま使うことができます。
それらの製品の電源アダプターのところに、120-240Vという表記が通常ありますので、それらの範囲におさまっている限り、特に問題はありません。
ただし、型の古い製品やドライヤーなどの一部では対応していないケースがあり、それらを使用すると故障や発火の原因となりますので、くれぐれも注意してください。
また、コンセントプラグの差し込みの形状は、3つ穴になっていますが、通常通り2つ穴の方に差し込めばそのまま問題なく利用できます。
カナダでの喫煙について
カナダは喫煙に対してとても厳しい国です。
日本でも喫煙に対してはかなり厳しくなりつつありますが、カナダのそれと比べると日本は喫煙家に対してまだまだ甘いと言えます。
まず、カナダ国内のほとんどのレストラン内では禁煙ですし、屋根がある公共施設の建物内はまず吸ってはいけないと思った方がいいです。
また、バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州などでは、レストランやカフェ、パブ、クラブ、ショッピングセンターや職場、屋外でもバスの待合所なども禁煙エリアになっています。 また、さらに厳しいことに、屋外であってもレストランなどの入り口から6メートル以内の喫煙すら法律で禁止されていて、これに違反すると最高2,000ドルの罰金が科せられます。
さらに、カナダではたばこの値段が相当高く、1パック(1箱)あたり9ドル前後(日本円にして約700~800円)もします。 おまけに、私が15年以上前にバンクーバーにいた時からそうだったのですが、たばこのパッケージに「Smoking harms your children.」(喫煙はあなたの子供に害を与えます。)や「Smoking causes lung cancer.」(喫煙すると肺がんになります。)などとでかでかと書かれていましたが、最近では、それに加えて、実際に肺がん患者の肺の写真や歯がぼろぼろになった人の口の中の写真などが掲載され、とてもグロテスクな印象です。
ですから、カナダ留学を機にたばこをやめられることを是非おすすめしたいと思います。
カナダでの飲酒について
カナダで飲酒が可能な年齢は、バンクーバーやビクトリアのあるブリティッシュコロンビア州やトロントのあるオンタリオ州で19歳からとなっていて、バンフやジャスパー、カルガリーがあるアルバータ州、モントリオールのあるケベック州、それからマニトバ州、プリンスエドワードアイランド州は18歳からとなっています。
カナダは喫煙だけでなく飲酒に対しても厳しく、一部の州を除き、州のライセンスを取得したリカーストアで買うことができますが、日本のようにコンビニエンスストアやスーパー、自動販売機などではお酒を買うことができません。
また、日本人は実年齢よりも若く見られる傾向にあり、お酒を購入するときに身分証明書(ID)の提示を求められることはよくあります。 同様に、バーやパブ、クラブでも身分証明書の提示を求められることがあります。
それから、カナダでは屋外での飲酒行為も法律で禁じられていますので、夏のビーチで冷たいビールを一杯というわけにはいきません。
カナダのチップについて
カナダではアメリカと同様に、タクシーやレストランなどのお店でのサービス対価として、チップ(心付け)を渡す習慣があります。
このチップという習慣は日本人にとって馴染みもなく、結構戸惑う習慣の一つだと思います。
実際、私が初めてカナダに到着した際、バンクーバー国際空港からダウンタウンまでタクシーで向かったのですが、到着したときにチップをいくら渡せばいいのか迷ってしまいました。 結局は、運賃の10%ほどのチップを渡しましたが、慣れないと多かったり少なかったりしそうで困ります。
このチップという習慣ですが、カナダではレストランでサービス料が料金に含まれていないため、サービスの対価という意味で、レストランでは合計金額の約10~15%程度、パブやバーなどでは、お酒1杯あたり1ドル程度、タクシーでは、運賃の約15%程度が相場と言われています。
ところが、レストランの中には、サービス料が最初から含まれているところもありますので、レシートをよく確認しておきましょう。 また、クレジットカードで支払うときなどに「Gratuity」とレシートに書かれている場合があり、その横にブランクがあれば、そこにチップ分の金額を記入すれば、クレジットカード決済時にチップ込の合計金額が引き落とされることになります。
カナダでの滞在パターンについて
ホームステイ
カナダに到着後まず最初はホームステイ滞在をすることが望ましいです。
到着して早々に滞在先を確保するのも困難というのもありますが、何よりホームステイをすることのメリットは、カナダの一般家庭に入り、家族の一員としてカナダ人の生活、暮らしぶりを体験できることや日常会話を文字通り日常的に繰り返し行える環境が整っていることです。
英会話力の向上はもちろんのこと、カナダの文化や習慣などを肌で感じ覚えることができ、日本に興味のあるホストファミリーも少なくないので、日本のことを相手に知ってもらう文化交流の意味合いもとても強いのです。
私も、初めてバンクーバーに滞在したときは最初の4カ月間ホームステイをしましたし、ワーキングホリデーで渡航した際も、最初の3カ月間はホームステイ先で過ごしましたが、選択や自分の部屋の掃除こそ自らやっていましたが、それら以外のことは全てホストマザーがやってくれていましたし、夕食は一緒に食べることが多く、食卓での会話も弾んだものです。
カナダの一般家庭は日本の家屋と比べてもかなり広く、庭付きの一戸建て住宅が大半ですし、ツインルームなどがないホームステイ先だとまず自分の専用部屋が与えられます。 食事も朝食と夕食はもちろんのこと、ランチ付きの場合も多いですから、ホームステイ期間中はほとんど食費を使わなくて済みます。
滞在費も、食事付きで1カ月あたり700~800ドル前後というのが相場なので、55,000~65,000円くらいで1月の生活費をまかなえます。
ホームステイ先のアレンジは、どこの語学学校もアコモデーション(宿泊先)を手配していますので、学校経由でホームステイをお申込みされることをお勧めします。
よく、自社管理ホームステイ先を持っているエージェントが、「学校手配のホームステイ先には当たり外れがあるから、こっちにしておいた方がいいよ。」などと言い、料金の高いホームステイ先をアレンジしたがりますが、正直、ホームステイ先の当たり外れは少なからずどこでアレンジしようが起こり得ることだし、ホストも留学生もお互い文化の異なる国の人間ですから、ちょっとした言葉の行き違いなどで不満がでることも多いと思います。
要は、「郷に入っては郷に従え。」という言葉にあるように、まずは自らが積極的に発言、行動し、ホストファミリーとの心の距離を縮めることを意識しさえすれば、ほぼ、どんなホストファミリーともうまくやっていけるはずです。
アパートメントシェア
アパートメントというと、日本人がイメージするハイツや文化住宅のような安アパートを思い浮かべがちですが、カナダでは日本でいうマンションのことをアパートメントと呼びます。 カナダのアパートメントは、日本のマンションとほぼ同じように5~15階建てくらいの比較的背の高いアパートメントビルディングが多いです。
気になる家賃についてですが、バンクーバーやトロントなどの都心部のダウンタウン周辺の便利な場所にあるアパートメントを借りるとなると、1カ月あたりの家賃は、バチェラータイプ(日本でいう1Kや1DK)で約400~800ドル、2ベッドルームタイプ(日本でいう2DKや2LDK)タイプで約700ドル~1,500ドルといったところです。
ひとりで住むとなると、日本の都心部に住むのと同じように家賃で7~8万円は必要になってきますから、多くの留学生やワーキングホリデーメーカーはアパートメントシェアという形を取っています。
シェアという形を取れば、家賃は折半できますし、光熱費や通信費、場合によっては食費なども折半することも可能です。
また、シェアする相手をシェアメイトと呼びますが、シェアメイトがその部屋の借主であった場合は、とりあえず部屋代として家賃だけを払えばあとはタダでいいという人もいますし、シェアメイトがカナダ人やその他の国籍だった場合は、日常会話も英語になりますので、英語学習面でもメリットは大きいです。
逆に、日本人同士でシェアしてしまうと、どうしても日本語で話してしまいますので、せっかく留学しているのに日本と変わらない生活を送ってしまうことになりかねません。
アパートメントを最初から新規で借りるとなると面倒な手続きが多々ありますので、通常は、街の掲示板スペース、フリーペーパーや新聞、インターネットなどのクラシファイドのセクションで「シェアメイト募集」や「アパートのテイクオーバー(引継)募集」といった内容を探し、それぞれに記載されている連絡先にコンタクトを取り、実際に部屋などを見せてもらって、条件が折り合えば交渉成立、契約といった流れになります。
あとは、部屋にないもので必要なもの(ベッド、机、テレビなど)があれば、インターネットやフリーペーパーなどのクラシファイドセクションにある「Buy and Sell(売ります買います)」の欄をチェックしましょう。
新品を買うまでもなく、ほとんどのものが中古で安く買い揃えられます。
カナダの電話事情について
固定電話
カナダでの国内電話は通常、市内通話(Local Call)と市外への長距離通話(Long Distance Call)の2種類に分けられます。
ホームステイ先やアパートなどで固定電話がある場合、ほとんどの地域で市内通話は無料で掛け放題となります。
また、公衆電話(Pay Phone)から掛ける場合は、バンクーバーでは最初に25セント、トロントでは50セントを入れれば、あとは時間無制限で話せます。
携帯電話
カナダでも携帯電話はかなり普及していて、様々な携帯会社やプランがあり料金も日本よりも安くつくことが多いですが、正直、日本ほど携帯電話端末はバラエティーに富んでおらず、メール機能なども限定されている印象です。
ですが、日本で今利用している携帯電話の場合、ローミングサービス対応機種でもかなり通話料が高いため、中長期の滞在の方は絶対に現地で携帯電話をゲットすることをおすすめします。
カナダの携帯電話の特長として、カナダの携帯電話は通常、着信にも通話料が掛かります。 また、システムアクセス料という基本料以外のチャージがほぼ全キャリアで掛かります。
しかしながら、近頃では同一会社の携帯同士で無料時間帯のあるプランや、着信チャージが掛からないプラン、メールの送受信チャージが掛からないプランなど、お得なサービスやオプションプランが用意されています。
この手の通信事情は日進月歩、どんどんと変わりますので、カナダに到着したらまず、携帯電話販売代理店で説明を聞いてみられるとよいかと思います。 都市部では日本語が通じる代理店もありますので、ご希望であればご紹介させていただきます。
また、現地で学校に通う場合は、学校の通学初日にクラスメイトにどの携帯電話がよいか聞いてみるのが手っ取り早い方法だと思います。
国際電話
カナダから日本に国際電話を掛けたいときは、コンビニエンスストアや売店などで売っている国際フォンカード(Phone Card)を購入することをおすすめします。
このフォンカード、自宅の固定電話や公衆電話、携帯電話を利用して掛けることができるのですが、メリットは日本の国際通話サービスを提供している通信会社のサービスを利用するよりも遥かに通話料が安いことです。
通常、フォンカードの種類は、5ドル、10ドル、20ドルの3種類あり、いろいろな会社から発売されていますが、5ドルのフォンカードでも日本に2~3時間は掛けられるものが大半です。
購入する際のポイントですが、「No Connection Fee」と記載されてあるものを選びましょう。 この記載のないカードの中には、通話ごとに接続料として1ドルチャージされるものもあるようです。 このカードを1枚持っておけばとても便利だと思います。
スカイプ(IP電話)
日本のご家族や友人とちょっと長めに話がしたいなら、スカイプ(skype)がおすすめです。 スカイプは、双方にパソコンとヘッドセット(イヤホンとマイクがセットになったもの)とインターネット環境があればいつでも無料で話をすることができます。
ウェブカメラを付ければ、顔を見ながら会話ができ、ご両親もとても安心されるかと思います。 ただでいつでも顔を見ながら話ができるという点で、このスカイプがもっともおすすめできる国際通話手段だと思います。
当方では、スカイプのセットアップ方法や使い方も詳しくご説明させていただいております。
カナダのインターネット環境について
無線LAN(Wireless)接続
カナダでもインターネット環境は十分に普及しています。
特に、カフェやレストラン、図書館、学校などの公共施設では無線LAN環境が整っていることが多く、ワイヤレス対応のノートパソコンがあれば、比較的街中の様々なところで無料でインターネットアクセスすることも可能です。
日本でも最近B5サイズよりも一回り小さくて軽いミニノートパソコンが5万円を切る値段で販売されているので、ミニノートパソコンを購入するのも一考です。
家庭でのインターネット接続
ホームステイ先やアパートメントなどでは、ADSL回線かケーブル回線が利用できます。 ホームステイ先にすでにパソコンとインターネット環境があれば、インターネットアクセスを楽しむこともメールすることもできますが、パソコン自体が日本語対応していない場合はメールを日本語で打つことができません。 また、家庭内に無線LAN環境がある場合は、対応パソコンがあれば自室でもインターネットが使えるかもしれません。
ひとり暮らしやシェアを始めるときは、電話回線の契約と同様にADSL回線の申込みをするとよいかと思います。 プロバイダーは、電話会社のTelusやケーブル会社のRogersなどがありますので、それぞれのプランなどを確認して申込み手続きをされるとよいかとお思います。
携帯電話の会社選びもそうですが、インターネットプロバイダーを選ぶときもすでに現地に住んでいるクラスメイトなどに確認するとお得な情報が入ってくることが多いです。
また、家にはネット環境は必要ないという方は、学校やインターネットカフェ、現地ローカルエージェントオフィスなどでパソコンを利用することができるので、よほどのネットヘビーユーザーでない限りは支障はないはずです。

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